「ガシャンッ!」初めて車とぶつかった時の衝撃と、この音はいまだに忘れることができません。

まだ運転免許を取得してから数か月しか経過していなかった頃で、運転することの恐怖心は少し和らぎ始め、少しずつ自分で車を運転して出かけてゆくエリアが広がり始めていたころでした。
私自身はかなり臆病な性格で、自分が車を運転する日が来るなど、全く想像さえできなかったのですが、家族の送迎などの必要に迫られて運転免許を取得することになりました。運動神経も決して良い方とは言えない私は、必死で練習して何とか運転免許を取得し、ようやく運転への恐怖が和らぎ始めた頃にこの事故が起こりました。縦列駐車してあった私の車を右側に出そうとした時に後続車が私の車を追い抜こうとしたことで私の車の右前方が相手の車の左側の側面と衝突したという事故でした。自動車事故としてはそれほど大きなものではなく、相手の車の側面は確かにへこんでしまいましたが、私の車の右前方はそれほど大きく傷ついておらず、特に私の車の方がスピードが出ていたわけではなかったため、けが人もなく、事故の規模としては小さい方だったようです。
ただ、生まれて初めての車同士の事故で、運転席の中で感じた衝撃とあの音の大きさによって、顔から一瞬のうちに血の気が引いてしまい、車を止めた時には貧血を起こしてしまってすぐに運転席から立ち上がることができませんでした。
すぐに警察を呼んでもらいましたが、動揺していた私は状況をうまく説明できずにいたのですが、相手の車には運転者のほかに2人搭乗者がおり、私の車が急に飛び出したという証言をしていました。私自身は後ろから車が来ていることは分かっていたのですが、相手は私が待っていると思ったようで、私を追い抜く形で前進してきたところにぶつかってしまった形でした。
結果的にこの交通事故の過失割合は7対3で私の過失が7割ということになったと保険会社の人から後日説明を受けました。
事故に遭った後、こんな時にきちんと冷静に自分ひとりで状況を説明できる人などいるのだろうか…というのが現場検証が済んで私が思った正直な気持ちでした。もちろん私は免許を取得してからまだ数か月しかたっていなかったこともあり、明らかに運転経験は不足していたので注意が足りなかったと言われればそれまでなんですが、それでも冷静に考えれば相手の車の3人に言いくるめられてしまったという思いがぬぐえなかったのは確かです。
でも、怪我をしたわけではなく、車の修理もそれほど大きなものではなかったし、事故の後は運転に注意するようになったので、今では或る意味いい経験だったのではないかと思っています。